梅切らぬ馬鹿

 梅切らぬ馬鹿
2022-021
梅切らぬ馬鹿

2021年の映画、劇場で。

自閉症の忠さん(塚地武雅)はお母さん(加賀まりこ)と二人暮らし。隣に引っ越してきた家族は道に飛び出ている梅の木を邪魔に思っているんだけど、切ろうとすると忠さんが叫びだすので切れないでいる。

ある日忠さんはグループホームへ引っ越すことになるんだけど、馬が大好きな忠さんは隣の男の子に誘われて乗馬クラブに侵入して問題になってグループホームから追い出される。

で・・・・

結局なんにもないんだよね。自宅に帰って、そこに隣の家族が謝りに来て、なんだかんだで「ちゃんちゃん」ということで終わってしまった・・・

「なんかもう一つくるかな?」と思ってたんだけど、何も来なかった。

乗馬クラブのオーナーが高島礼子で忠さんが毎日乗馬クラブの前を通るのを目の敵にしているんだけど、「そこらへんの和解的な展開」とかあるのかなと思っていたらなかったし、「何かがどうかなるのか?」と思ったら何もどうにもならない。

あえて言うなら、隣の旦那さんが『まあ理解してくれたようだ』程度。

あっけなく終わってしまって、「え?」って感じだった。

けっこう「泣かされるのではないか?」と覚悟していたんだけどね、まぁ「泣かさないという選択」というのはそれはそれでいいのだが、やはり何か物足りない映画だった。

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