ヒトラーに盗られたうさぎ

 ヒトラーに盗られたうさぎ
2022-130
 ヒトラーに盗られたうさぎ

2020年の映画、amazonプライムで。

ドイツの絵本作家ジュディス・カーの幼少時代の体験が原作。

ベルリンで両親とお兄ちゃんと暮らしているアンナ、お父さんが批評家でヒトラーを批判したところを賞金を懸けられてスイスへ亡命。

亡命するときに「何か一つだけ持って行っていい」ということで、お気に入りのウサギを置いてスイスへ向かう。スイスでは習慣の違いやらなんやらでいじめられたりもしたが、何とか生活に溶け込む。

ところが今度は亡命先のスイスからお父さんが仕事を求めてパリへ、生活拠点も見つけて全員でパリに移るが、パリでは家賃も払えないほどの困窮生活に追い込まれている中で、お父さんが書いた小説をロンドンの出版社が買ってくれるとかでロンドンへ行くことに…。

話しはだいぶ端折っているが、行く先々でアンナとお兄ちゃん、お母さんが苦労して地元で生活して、なんだかんだあってめでたしめでたしなんだけど、このアンナの役の子がとてもいい。

肝になるのは、アンナのベルリンでの家の家政婦をやっていたおばさんと、たぶんお父さんの弟かなんかで「叔父」の役どころで出てくる叔父さん。

うまく説明できないけど、アンナとこの二人との絆が映画の中で非常にいい伏線になってる。

久しぶりに「いい映画を見た」という気にさせてくれた映画だった。

ちなみにヒトラーはウサギを盗ってはいない。

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