燃ゆる女の肖像

燃ゆる女の肖像
2022-215
燃ゆる女の肖像

2020年の映画、GEOの宅配で。

マリアンヌは画家、どっかの貴族の娘を嫁に出すための肖像画を描いてほしいと依頼されて数日滞在しているうちに彼女と恋仲になる、念のために言うけど「女同士」である。

「嫁に行くための肖像画」を描いているのに「嫁に行ってほしくない」と思う葛藤とがあるんだけど、まあ18世紀とかのことなのでそんなことがかなうはずもなく、絵の完成とともに二人は別れることになる。

別れる前にマリアンヌがエロイーズの姿を肖像画とは別に描いているのを、エロイーズが「あなたの絵を私にも」と頼まれて、持っていた本の28ページ目の余白に自信の絵を描いて贈る。

数年後、誰かの個展かなんかで彼女の肖像画と対面する。エロイーズの傍らには彼女の娘であろう少女、そして片手に持った本に挟んだ指が入っているページには「28」が。

さらに数年後、どっかの劇場のバルコニー席の対面にマリアンヌがエロイーズを発見したが、彼女はマリアンヌに気づかないまま舞台の音楽に涙を流す…でおしまい。

まあ、きれいな映画ではある。面白いかどうかは趣味だと思うが、ワシ的にはこういうフランス映画は好きだ。

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